カスタムアクション
LoPiQ では、画像ファイルに対して任意のコマンドを実行できる「カスタムアクション」機能を提供しています。 不要な画像の削除から、外部エディタでの起動、別のフォルダへの移動まで、様々な処理をワンクリックで実行できるようになります。
⚡ アクションの概要
フルスクリーンで画像を開いたときの左上、または一覧表示時の各画像カードの下に、設定したアクションボタン(最大3つまで)が表示されます。
[!TIP] 標準の回転・WebP変換・削除・保存機能が組み込まれています
画像の回転機能(🔄 Rボタン・Rキー)、WebP変換機能(⚡ Wボタン・Wキー)、削除機能(🗑️ Delボタン・Deleteキー)、クリップボードコピー(📋)、ダウンロード(📥)は、LoPiQ の 標準アクション(プリセットアクション) として最初から備わっています。
最大3枠のカスタムアクションを消費することなく、外部エディタ起動、お気に入りフォルダへの転送など、3枠すべてを自由な用途 に活用できます。
設定画面の 「⚡ アクション」 タブから自由に追加・変更できます。
📥 標準アクション(プリセット)のカスタマイズ
LoPiQ に標準搭載されている 回転、WebP変換、ダウンロード、クリップボード、削除 の5つのアクションは、設定画面の 「⚡ アクション」 タブ上部で個別に有効化・無効化および確認ダイアログの有無を切り替えることができます。
| 標準アクション | デフォルト有効 | デフォルト確認 | ショートカット | 説明 |
|---|---|---|---|---|
| 🔄 回転 (90°) | オン | オフ | r |
画像を時計回りに90度回転して上書き保存します(Pure Go実装)。 |
| ⚡ WebP変換 | オン | オフ | w |
画像をWebP形式に変換して別名保存します(Pure Go実装。品質・可逆モード指定可能)。 |
| 📥 ダウンロード | オン | オフ | d |
元画像をブラウザ経由でローカルにダウンロード保存します。 |
| 📋 クリップボード | オン | オフ | c |
画像データをクリップボードへ直接コピーします(対応ブラウザ)。 |
| 🗑️ 削除 | オン | オン | Delete / Backspace |
画像をOSのゴミ箱へ移動(または完全削除)します。 |
便利な使い分けのヒント
- 高速選別(仕分け作業):
「🗑️ 削除」の 「実行前に確認」をオフ にすると、フルスクリーン表示中にDeleteまたはBackspaceキーを押すだけで、確認ダイアログを挟まず即座にゴミ箱へ移動し次の画像へと進みます。大量の連写写真や生成画像の選別を爆速で行いたい場合に非常に便利です。 - 誤操作の防止:
「📥 ダウンロード」や「📋 クリップボード」の「実行前に確認」をオンに設定しておけば、誤ってキーを押してしまった場合の意図しない保存やクリップボードの上書きを防ぐことができます。 - UIの整理:
ダウンロードやコピー機能を普段使わない場合は、「有効」のチェックを外すことで、画像カードやフルスクリーンメニューからボタンを非表示にしてスッキリさせることができます。
⚙️ アクションの設定方法
ヘッダーの ⚙️(ギアマーク) から設定画面を開き、「⚡ アクション」 タブを選択します。
設定項目
各アクションにつき、以下の項目を設定します。
- アイコン (絵文字): ドロップダウンから選択できるボタンのアイコンです。(例:
⚡、🗑️、🔄) - 背景色: ボタンの背景色をカラーピッカーで設定できます。
- ボタン名: ボタンに表示されるテキストです。(例:
削除、編集) - 実行コマンド: 実際にシステムで実行するコマンドラインです。
- 確認: 実行前に確認ダイアログを表示するかどうか。
- 再読込: このアクションを実行したあとに、ファイル一覧をリロードするかどうか(ファイルの削除や移動を行うアクションの場合はオンにすることをおすすめします)。
- ショートカット: 全画面表示中に、このアクションを実行するためのキーボードショートカット(例:
1、2、3等)を割り当てることができます。
プレースホルダー(変数)
「実行コマンド」には、対象となる画像のパスを動的に埋め込むためのプレースホルダーを使用できます。
| プレースホルダー | 説明 | 展開例(/Users/tama/Photos/sample.jpg の場合) |
|---|---|---|
{file} |
画像の絶対フルパス | /Users/tama/Photos/sample.jpg |
{dir} |
画像があるディレクトリの絶対パス | /Users/tama/Photos |
{name} |
ファイル名(拡張子含む) | sample.jpg |
{basename} |
ファイル名(拡張子なし) | sample |
{ext} |
拡張子(ドット含む) | .jpg |
(※ パスにスペースが含まれる場合を考慮し、展開時に自動でダブルクォーテーションで囲まれる、またはエスケープされる仕組みになっています。)
🤖 AI に相談してコマンドを作成
「こんなコマンドを実行したいけれど、書き方がわからない」という場合は、AI機能を使うと便利です。
- 設定画面の「🤖 AIに相談してコマンドを作成」ボタンをクリックします。
- テキストボックスに「やりたいこと」を自然な日本語で入力します。(例: 「この画像を ~/Favorites フォルダにコピーしたい」)
- 「生成する」をクリックすると、設定されたAI(Gemini agy CLI, OpenAI Codex CLI, OpenAI API, ローカルLLM等)が現在お使いのOSに最適なコマンドを生成してくれます。 (※ 注意: 生成精度向上のため、この機能を使用する際は現在実行中のホストマシンのOS情報(macOS, Linux等)がプロンプトに含まれてAIへ送信されます。)
(※ AI機能を使用するには、「⚙️設定」>「🤖 AI設定」タブでプロバイダを登録・設定しておく必要があります。)
💡 アクションの設定例
以下は、各OS環境で利用できるアクションの設定例です。
1. ゴミ箱へ移動 / 削除
- 全OS共通 (ゴミ箱へ移動・推奨):
trash "{file}"- LoPiQ が各OSネイティブのゴミ箱機能(macOS: AppleScript/JXA, Linux: gio/XDG Trash)を直接呼び出すため、
trash-cliや外部ツールのインストールは一切不要です。
- LoPiQ が各OSネイティブのゴミ箱機能(macOS: AppleScript/JXA, Linux: gio/XDG Trash)を直接呼び出すため、
- 直接完全削除 (非復元):
- macOS / Linux:
rm -f "{file}"
- macOS / Linux:
2. 外部エディタで開く
- macOS (Photoshopで開く):
open -a "Adobe Photoshop" {file} - Linux (GIMPで開く):
gimp {file}
3. お気に入りフォルダにコピーする
- macOS / Linux:
cp {file} ~/Pictures/Favorites/
📂 フォルダアクション
画像単位のカスタムアクションに加え、選択中のフォルダ(またはルートディレクトリ)全体に対してコマンドを実行できる「フォルダアクション」も利用できます。
フォルダアクションは、指定したフォルダをカレントディレクトリとしてコマンドを実行するため、フォルダ内のファイル一括処理(例: 一括削除、画像フォーマット一括変換)に便利です。
⚙️ フォルダアクションの設定
設定画面の 「📂 フォルダアクション」 タブから最大3つまで設定できます。
- アイコン (絵文字): ボタンに表示するアイコン。
- 背景色: ボタンの背景色。
- ボタン名: ボタンに表示される表示名。
- 実行コマンド: 実行するシェルコマンド。カレントディレクトリに対象フォルダが設定された状態で実行されます。
- 確認: 実行前に確認ダイアログを表示するかどうか(安全のためデフォルトでオンになっています)。
- 再読込: 実行完了後に画像一覧を自動リロードするかどうか。
プレースホルダー(変数)
フォルダアクションの「実行コマンド」でも、対象フォルダのパスやフォルダ名を動的に埋め込むプレースホルダーが利用できます。
| プレースホルダー | 説明 | 展開例(/Users/tama/Photos/trip2026 の場合) |
|---|---|---|
{dir} / {folder} |
対象フォルダの絶対パス | /Users/tama/Photos/trip2026 |
{name} / {basename} |
対象フォルダ名 | trip2026 |
{parent} |
親フォルダの絶対パス | /Users/tama/Photos |
※ パスにスペースが含まれる可能性があるため、"{dir}" のようにダブルクォートで囲むことを推奨します。
🤖 AI に相談してフォルダアクションコマンドを作成
通常のアクションと同様に、フォルダアクション設定画面でも「🤖 AIに相談してコマンドを作成」パネルを利用できます。 「フォルダ内のPNG画像をWebPに一括変換したい」などの目的を自然な日本語で入力すると、対象フォルダを作業ディレクトリとした最適な 1 行コマンドを AI が提案し、そのまま設定欄へコピーできます。
💡 フォルダアクションのコマンド例
- PNG画像の全削除:
rm -f *.png - 外部スクリプトに対象フォルダを渡して実行:
/path/to/process_folder.sh "{dir}" - カレントディレクトリ直下のPNGをWebPに一括変換:
for f in *.png; do [ -f "$f" ] && magick "$f" "${f%.png}.webp"; done
実行前の確認と実行ログの確認
- コマンド展開プレビュー: 「確認」を有効にしている場合、ダイアログ上でプレースホルダー(
{dir},{folder}等)が実際の絶対パスに展開されたコマンドを事前に確認できます。 - 実行ログ(STDOUT)確認: コマンド実行完了時に出力テキストがある場合、トースト通知に 「📋 ログ確認」 ボタンが表示され、ワンクリックで標準出力を確認できます。
注意
フォルダアクションはフォルダ全体をカレントディレクトリとして実行されるため、画像以外のファイルやフォルダ内の他のデータにも影響を及ぼす可能性があります。コマンドの記述には十分ご注意ください。
アクションを自分好みにカスタマイズすることで、画像整理やワークフローの自動化が大幅に捗ります。ぜひご活用ください!